■ 輪ゴム法(マックギブニー法)とは
輪ゴム法は「マックギブニー法」といい内痔核や直腸ポリープ切除の治療で行います。特殊な筒状の器具を使い、あらかじめ広げておいた輪ゴムで内痔核、または弛緩した過剰の直腸粘膜を縛ります。
内痔の部分(粘膜部)には神経がないので、輪ゴムで縛っても痛みはありません。輪ゴムはその弾力で縮小し、縛られた部分が壊死となり、数日で脱落します。手術による切除と近い効果があり、創は3~4週間で治癒します。

■ 輪ゴム法のメリット
・ 通常、麻酔は不要で、(軽い麻酔を使うこともあります)外来で可能です。
・ 輪ゴムで縛った部位は確実に壊死脱落します。
・ 手術後の痛みや出血、肛門狭窄などの合併症が少なく術後の安静も
2~3日程で十分です
・ 脱出している粘膜のたるみを縛るので、「脱出の程度が強い痔」にも
効果があります。
・ 同じメスを使わない硬化療法よりも大きな効果があり、体力のない方や
高齢者の方に適した手術法といえます。
◇ 輪ゴム法が使えない症例と注意点
・ 内痔(痔核、いぼ痔、経度脱肛)が対象で、他の痔(外痔、硬くなった
痔核、高度脱肛、切れ痔、痔ろう)には使用できません。
・ 外来で行う場合には、1度に1箇所の治療を行います。複数箇所の治療
を行う場合には3~4週間おきに1箇所ずつの治療となります。
・ 内外痔核の場合は、外痔核部分を切離、剥離した後に内痔核部分のみ
に輪ゴムをかけることになります。
・ 小さい痔核には輪ゴムを掛けると滑脱してはずれてしまうので使用はで
きません。
また内径11mmのドラムに入らない大きな痔核にも使用できません。







